アロマセラピー

アロマセラピーとは

植物の花・葉・茎・樹木・根から抽出した芳香成分を精油(アロマ)といい、マッサージや拡散や吸入によって精油は体に取り込まれます。植物の芳香物質には治療特性があると言われており、鼻から吸入された香りは脳に直接作用し、肌から浸透した成分は血流にのって臓器にたどり着き、心身に影響を及ぼすと考えられています。

現代社会では、心の緊張やストレスの蓄積が体に及ぼす影響は多くなってきています。アロマセラピーは、精油を用いてリラックスすることにより、もともと持っている自然治癒力を高め、健康維持をもたらすホリスティック療法です。

アロマセラピーの歴史

香りの持つ力は古代から知られており、医学・宗教・文明に関わってきました。太古から、痛みの緩和や治療や殺菌に使用されてきましたが、20世紀になってから、現代のようなアロマセラピーの形になり、研究と実践が繰り返されてきました。

古代エジプトでは、医術・呪術・化粧・ミイラ作りに香りが用いられ、ミルラやフランキンセンスが死者の弔いに使われ、神聖とされたシダーの木で墓や棺がつくられました。エジプトの香りはローマ・ギリシャへと伝わり、この頃から医学と呪術の区別がつけられ、医学の父といわれるギリシャ人医師のヒポクラテスは、芳香療法を積極的に取り入れました。20世紀になり、アロマセラピーという言葉は、フランスの科学者ルネ・モーリス・ガトフォッセによって提唱されました。自らの火傷にラベンダーの精油を塗布し治療したことから、精油に消毒作用や鎮痛作用があることを見出したのです。また、オーストリアのマルグリット・モーリーによって、ホリスティックアロマセラピーとよばれる分野が生まれました。

ロバート・ティスランドは、ガトフォッセの書籍や、古代(エジプト・ギリシャ・ローマ・中国)の医学や、アーユルベーダー・ホメオパシー・薬草療法などの文献を研究し、アロマテラピーの原理と精油の使い方をまとめました。この書籍は、世界各国で翻訳され、日本にアロマテラピーが広まるきっかけにもなりました。

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