リフレクソロジーとは、REFREX(反射)と-OLOGY(学や論の意味を表す名詞を作る接尾語)を合わせた造語といわれています。

足底には、身体の各部分を当てはめる反射区(ゾーン)があり、リフレクソロジーとは、手や指による足底への刺激を、身体の各部分へ反射させる反射療法のトリートメントです。

体を部分でとらえ現在の症状を見て行う対処療法ではなく、症状の原因の根本を見て,本来人間に備えられている自然治癒力を活性化し、身体機能を正常化しバランスの良い状態にしていくものです。

身体の各器官と、反射点の存在と関連性、その反射点に圧力をかける療法は、はるか昔からエジプトやインドや中国で行われてきました。

リフレクソロジーの研究は、20世紀に発展しました。アメリカ人の医師であるフィッツジェラルド博士が、人体のある部分を圧迫すると、離れた部位に効果が及ぶということを発見したのです。

その後、ユナイス・イングハム女史によって、ゾーン理論はリフレクソロジーへと改良されていきました。足に治療の重点を置くべきと考え、足底に人体の臓器・器官を当てはめ、効果のある圧力のかけ方を発見しました。この理論が、現代のリフレクソロジーに用いられています。

心地良い刺激によるリラックス効果がストレスを軽減し、末端の刺激により血液・リンパの循環が促進されます。体の隅々に酸素や栄養を運ぶ血液や、リンパの流れが良くなると、毒素や不純物などの老廃物の排泄が促進されます。その結果、神経伝達の改善、エネルギーの活性化によって、体全体のバランスをよくしていきます。

健康な状態では、臓器の働きやエネルギーの循環などがバランスよく働いています。バランスが崩れると、身体は健康な状態に戻ろうとする自然治癒力が働きます。リフレクソロジーは自然治癒力を引き出す手伝いをします。